α9とα9Ⅱ比較と考え方のまとめ。 パート2
ご当地は本日も雨まじりな1日となっております。
今日は息子さんが長縄(長い縄跳び)の大会という事で、朝6時過ぎに駅まで送り。
たしか娘さんの時に記録を作ってギネスに登録したんじゃなかったかな?
ここ最近は記録更新が出来ずに他校に上を行かれているようですね。
まぁ、頑張ってきてほしい物です。
それでは昨日の続き、α9 と α9Ⅱ 比較と考え方のまとめ。 パート2 です。
ビデオカメラには明確に業務用と民生用のくくりがあります。
しかしスチルカメラには業務用と民生用のくくりは基本的にありません。
プロカメラマンでも普通に販売されている製品を使用しておりますよね。
基本的にというのは一部にプロの要望に合うように改造されている物がある、という事ですね。
α9Ⅱはα9を「よりプロ化した」モデルとなりました、と昨日書かせていただきました。
より速く・より正確に写真のデーターを外部へ送る事が可能になったという点です。
α9Ⅱとα9では外観の違いはさほどありません。
本体横の扉を開けて頂くと1点 大きく違う物が存在します。
α9Ⅱは最高約1Gbpsの高速通信を実現する1000BASE-Tに対応した有線LAN端子を内蔵。
FTPSに対応し、SSLまたはTLSで暗号化したデータを送受信でき、より高いセキュリティーを確保。
なるほど、報道カメラマンやスポーツカメラマンには納得の機能である音声メモ機能を搭載。
カメラ本体で再生画像データに対して最大60秒の音声メモの録音ができるようになりました。
付与された音声データは、画像ファイルと一緒にFTP転送することが可能となっています。
カメラマンが感じた部分や現場での臨場感を撮影データーに載せて送る事が出来る。
プロの現場もやる事が変わってきているんだなと感じます。
もちろんWi-Fiでも高速転送が可能です。2.4GHzだけでなく5GHzにも対応しています。
上記のような機能、はたしてアマチュアカメラマンに必要でしょうか。
もちろん有っても邪魔にはなりませんけどもね。
ちなみに、α9Ⅱとα9のスペックを詳細比較すると、
我々がどうしても目を付けてしまう主要スペックの所はそうそう変わりがありません。
ざっと言えるのは、
・α9Ⅱにはフリッカーレス機能搭載
・メカシャッター時の連続撮影枚数
・瞳AFの項目数
と言った感じでしょうか。
昨日の話に戻りますが、α9→α9Ⅱにモデルチェンジした訳ではありません。
遠い将来の事は私には分りかねますが、早々にα9がディスコンになる訳では無いようです。
2017年5月。約2年半前に発売したα9=ILCE-9。
細かい物を含めると実は11回本体のソフトウェアを更新しています。
もちろん修正プログラムの意味合いもあるにせよ、11回の内、6回は機能UPの為の更新です。
言ってしまえば、発売した当初のα9と最新のソフトウェアを乗せたα9では既に別物となっています。
そのSONYさんが育ててきたα9にプロの要望を盛り込んだ物、それがα9Ⅱというカメラと言えます。
我々販売する側も、デジタルな製品は技術革新が速い事から、どうしても新しい物をお奨めします。
しかし、その製品の立ち位置を良く考えてみると新旧だけでは無い部分も見えてきます。
とはいえ、カメラを趣味で捕えれば買うんだったら最高の物を買いたい、と思う気持ちも充分理解できます。
逆に言えば「趣味だからこそ」という考え方もできます。仕事道具は償却も考えないとなりません。
先日のSONYさんのお勉強の中で講師の方がおっしゃられていた話の中で全く同感と思ったのが、
「プロカメラマンは画素数は2000万画素あれば充分と思っている人が多い」との話。
一部、広告用データーを作るプロカメラマンや記録・保存的な物を撮影される方、
あるいはそのデーターを使って看板等の巨大な物に使うプロカメラマンさんももちろんいらっしゃいます。
そういうお仕事では高画素を必要とされる方も多くいらっしゃるでしょう。
でも、私も1眼カメラの画素数は2000万画素論者ですので、その通りだと思いました。
SONYはフルサイズαの領域で「α7」の冠でいろんな選択肢をユーザーさんへご提供しています。
オールマイティーのα7 高画素を追求する7R 暗い中でも被写体を捕える7S。
どんな撮影ジャンルであってもこのα7シリーズで捕えられない物は無いでしょう。
そして、もう一歩上に行き、「確実に被写体を写し込む」事に絞ったカメラがα9。
趣味としてもやるなら最高のモノが欲しい そういった方々にはα9をお奨めします。
そして、α9をよりプロ化したα9Ⅱに気持ちを持って行かれるならそちらをお選びください。
もちろんAPS-C機にはそれの存在意義があります。決して上下の関係ではありません。
これだけの選択肢を持ってカメラを皆様に導入が出来る事、
SONYのカメラに対する本気度をつくづく感じます。
「カメラはSONY」 そう言っていましたよね。
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