発売前に詳細比較、SEL1224GMとSEL1224G。その差っ!!
昨日発表されたSEL1224GMことFE12-24㎜ F2.8GMと既発売のSEL1224G 出来る限り詳細に比較しましょう、という話。
貫禄あるねっ! さすがG-Masterだね。王者だね。という事で。
日記に整合性が無いと言われてしまわない様に事実を書きますが、私いままでGMまんせーで来ておりません。
GMレンズを大きなくくりで開放F2.8と表現するならば、ニッパチじゃなくてF4でいいんじゃね!?
こういう書き方も多々してまいりました。正直いまでもそう思っているレンズがあります。
SONYさんのG-Masterで間違いなくおススメしてきたのが135のSTFですね。このレンズは最高で至高。
SEL70200GMも良い、SEL85F14GMも良い、と私なりの判断で書いてきたつもりです。
他のGMがどうのこうのではありません、あくまで私にぶっささった、という意味です。誤解無くお願いします。
で、今般発表になったSEL1224GMはどうかというと、まちがいなく良いですね。
なんで?かというと「たたずまい」があるからですね。 あと私が広角が好きという事もあります。。
たたずまいっていうのはどういう事か、明確に説明せよ!と言われてもこれは難しいですね。
じゃあそんなのはザレゴトだと言われたら、はい申し訳ございません。という事です。
このSEL1224GMは超広角ズームレンズとしてまちがいなく「極めている」と思います。
私は個人的にSONYさんは当然、キヤノンさんやニコンさん含めて純正のレンズしか頭にありません。
レンズメーカーさんにももちろん素晴らしいレンズはあります。しかし私は純正レンズ教です。
この超広角ズームレンズという領域、キヤノンさんではEF11-24mm F4L USM、ニコンさんではAF-S14-24mm f/2.8G EDクラス。
SONYさんのSEL1224GMのうたい文句にある通り、12-24㎜で通しF2.8は存在しません。そこは譲れない所だったのでしょう。
焦点距離11㎜と12㎜では画角がかなり異なります。1㎜の努力は大変な物でしょう。
どこかのwebの文献で人間の視野角はレンズにすると35㎜換算で14㎜程度と書かれていました。
人間の視野角を上回る12㎜をカバーする、しかもズームレンズ。当然ハンパではできません。
収差・周辺光量・シャープネス、どれをとっても妥協できません。G-Masterですから。
状況によってはボケも出せない事も無いでしょうが、カッチリなシャープ感を皆様お求めでしょう。
さて、SEL1224GMとSEL1224Gの比較
画角は当然同じ。開放F値は2.8と4.0ですね。これは言わずもがなです。
最短撮影距離0.28m 撮影倍率0.14倍 は双方とも同じです。
①レンズ構成はSEL1224GM・・・14群17枚 SEL1224G・・・13群17枚
②絞り羽根枚数 SEL1224GM・・・9枚 SEL1224G・・・7枚
④外形寸法 SEL1224GM・・・97.6 x 137 SEL1224G・・・87 x 117.4
⑤自重 SEL1224GM・・・847g SEL1224G・・・565g
実は公開されているスペックの違いはこれしかありません。
しかし設計されたレンズのデキというのはきちっとした数値で明確に差が出る物です。
レンズ構成とMTF曲線はこんな感じです。上がSEL1224GM 下がSEL1224G です。
見ずらいかと思いますが、明確にSEL1224GMが優秀です。GMの12㎜側が極めて優秀と言えるでしょう。
特に星景写真等、星が流れてしまっては困る写真などでは当然絞り開放で撮る必要は無い訳ですから
存分に使っていただきたいと思います。
SEL1224GM と SEL1224G詳細スペック比較はこちらからチェックを。
webでも価格がネックだという書込みがありますが、これは価値相応だと個人的には思います。
それは球数、例えばSEL70200GM程の販売見込みは立たないでしょう。
どう考えても、私は作った事が無いので根拠はありませんが、このレンズを設計し製品に仕上げるのは難しいでしょう。
このSEL1224GMの発売を機に、G-Masterというブランドに重さが出たな、とスゴク感じます。
追記:7/14 先行予約スタートしました!
撮ってみたいレンズですね。
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