SONY 超望遠ズームSEL200600G タムロンやシグマさんとどうなの?
昨日発表されたSONYさんのα用レンズ2本。
600㎜F4につきましては有る意味であってもおかしくないラインナップだなと思います。
何回も言いますが300㎜F2.8が普通は先だと思いますがね、大人の事情が色々とあるんでしょう。。
で、私が注目しているのはもう1本の方、SEL200600Gです。
なにげにこの領域は純正レンズとしてはキヤノンさんやニコンさんも微妙な感じです。
何故かと言うと、超焦点望遠ズームはなかなか難しい所なんですよ。
各メーカー供にレンズの描写基準というのが有るんですよね。
昔、カメラ屋さんの仕事をしていた時に、例えばA社さんのこのレンズの周辺部描写は
我がB社の描写基準を満たしていません、とかね。
上記のN社?C社?がどっちの事をどっちが言ったかはあいまいですがw
言わずもがな、そういったロングズーム域のレンズの場合はどう描写力を保つのか、
というのは大きな課題になる訳じゃないですか。作るのはそんなに難しくはないと思いますよ。
だいたいのレンズでカタログやwebでレンズ構成が紹介されていますよね。
アレを良く見ていただければわかると思いますが、凹・凸・非球面のレンズが組み合わされていますよね。
なぜあんな難しい事になるかと言えば、特にズームレンズの場合は
ワイド側・望遠側で各々の領域で出る収差等を抑える為にどんどん複雑になっていくわけです。
ま、こんなことを書いているとキリが無いのでやめます。。
7月26日の発売を予定しているこのレンズ、バッティングするのはレンズメーカーのレンズですね。
タムロンさんシグマさんがこういう超望遠ズームは昔からパイオニアな感じがします。
タムロン SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD
シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
最近のこの手のレンズは良く分りませんが、こういうレンズが世に出た当初はAFが遅くて。。
鳥を撮りに行かれる方がとりあえず考えるレンズなんですけどね。 結果追えないと。
もちろん最近の上記の様なレンズは相当早くなっていると思います。
発売になるSONYのSEL200600GはDDSSM(ダイレクトドライブSSM)による、
高速・高精度かつ静音性に優れたAFを実現との事ですのでね。かなり期待できます。
その証拠にSONYさん純正のテレコン2種が使えるという事が「速さ」を証明していると思います。
6月18日より先行予約が開始となります。
SEL200600Gのスペック詳細はこちらからどうぞ
上記のスペック詳細の中にMTF曲線が乗っていますが、注目すべき点としては
絞り開放/絞りF8の時の差を良く見ていただきたいと思います。
その差がかなり小さいという事がご理解いただけると思います。
これがレンズ設計者の思想、努力、やりがいが形になった結果です。
どこまで細かい描写能力をメーカーが求めるのか、
それがユーザーにとってどれほど重要なのか、そのバランスが非常に難しいですよね。
やりすぎてしまうと価格も高額になってしまう訳じゃないですか。
そういうった点を真面目に考えると、今回のこのSEL200600GがGMではない所、
そこが逆にメーカーの主張をしっかりとしているなと私は思いますがいかがでございましょうか。
近日、くわしい比較を作りたいと思います。
いずれにしてもこのSEL200600G、私が注目するのはAFのスピードです。
全然問題なくハイスピードでAFが作動するならば、まちがいなく「買いの1本」ですね。
すでに本日より全国のソニーストア直営店では先行展示が始まっているようです。
待ちきれない方はまずは試してみていただきたいと思います。
もうちょっとソニーストアが近ければなぁ。。
という事で? 先行予約開始となりました!! 詳しくはこちらをご確認くださいませ。
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担当:しのざきまで
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